
整体院・整骨院・治療院の集客方法と開業後の進め方
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執筆者
中澤 寛
大学卒業後、独立して代理店営業をしながらスポーツスクールを5団体まで立ち上げ。その後、スポーツスクール立ち上げの経験を活かしてウェブ集客支援の受託事業を開始。延べ10年で90社のホームページ制作、ランディングページ制作などのクリエイティブからリスティング・PPC広告運用、SEOの支援を行う。
厚生労働省が公表する令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況によると、2024年12月時点で整骨院は50,924店舗です。地域ごとの商圏調査が重要です。

さらに、2022年時点の50,916店舗 → 50,924店舗という推移を見ると、2年間で増えたのはわずか8院のみです。この統計は各年末の施術所数を示すもので、新規開業数や廃業数の内訳・廃業理由は分かりません。地域ごとの人口や競合、来院経路を別に調べる必要があります。
特に開業直後は、技術よりも集客力が売上を左右します。どれだけ施術が優れていても、知られなければ来院にはつながりません。「誰に・何を・どの媒体で伝えるか」を最初に設計することが成功への第一歩です。
AI検索と集客方法 LLMO(AIO・GEO)対策について
本記事では「LLMO・AIO・GEO」を、広くAIに選ばれるための集客対策として解説します。
検索エンジンに加え、AIの回答機能も情報を探す接点になっています。ただし、海外の調査割合や検索市場のシェアを、そのまま国内の整骨院の来院行動へ当てはめることはできません。
Googleは、AIによる概要やAIモードへの掲載に特別な追加要件はなく、SEOの基本が引き続き有効だと説明しています。まずは院の所在地・対応範囲・費用等を正確に整理します。引用や推薦を保証する施策ではありません。
ただし、現段階ではLLMOだけで集客が完結する時代ではありません。現実的には、MEO・SEO・SNS・広告・口コミなど、従来の施策が主軸です。
そこで本記事では、短期で効果が出る施策と、指名・リピートが増える長期戦略に分けて整理し、開業から順番に進められる形で解説します。
集客施策の事例と数値の確認方法
制作・改善の内容は公開制作事例を参考にしてください。集客数や売上を比較する際は、対象院、期間、流入経路、広告費、計測方法を揃えます。別の院で同じ結果が出ることを保証するものではありません。
自院ではMEO・SEO・紹介等の経路別来院数、獲得費用、必要に応じた再来院を記録して判断しましょう。
整体院・整骨院・治療院の集客に失敗しないための5つのポイント
本題に入る前に、開業直後の院で特に多い「集客が伸びない原因」を先に共有します。
当てはまるものがあれば、集客施策を始める前に改善しておきましょう。
失敗事例①リース契約のホームページを契約してしまう
「初期費用0円」「月額1〜3万円」で提供されるリース型ホームページは、解約してもサイトが残らないケースが多く、契約条件の確認が必要です。
編集権限、サイトの所有権、解約・移管条件は契約ごとに異なるため、事前に確認しましょう。
失敗事例②テンプレートの格安ホームページを選んでしまう
テンプレート型サイトでも、正確な情報や予約導線を整えることは可能です。価格や制作方式だけで成果は判断できません。
必要な情報と更新体制が含まれるかを確認して選びましょう。
もし予算がない場合は、ホームページより先にMEOやSNS運用に投資する方が合理的です。
失敗事例③知り合いや友人に相場より安く作ってもらう
ありがちな落とし穴です。知人制作の場合、修正依頼や改善が言いづらく、開業後にサイトを育てられないまま放置されるパターンが非常に多いです。
結果として、安く作ったサイトのまま集客が止まり、作り直しで余計にコストがかかります。
失敗事例④|広告運用を早い段階で始めてしまう
Web広告を始める際は、院の情報や予約導線が整っているかを確認し、予算と獲得費用を計測します。開業直後という理由だけで有効・無効は決まりません。
院の情報と予約導線を整え、地域・予算に合わせて広告開始の時期を判断しましょう。
失敗事例⑤集客施策を単発で終わらせてしまう
「投稿しても反応がない」「対策しても効果が出ない」など、短期で判断しやめてしまうケースです。
集客は積み上げ型です。継続・改善・検証の3つが揃って初めて成果が出ます。
SEO・MEO・口コミの情報は継続して管理し、来院への貢献を自院で確認しましょう。
整体院・整骨院・治療院の集客の全体像
整体院・整骨院・治療院の集客は大きく分けると「オンライン集客」と「オフライン集客」の2種類があります。
開業初期は、すべてを手を出すより費用対効果の高い施策から順番に取り組むことが大切です。
その中でも、まず優先したい施策は次の3つです。
| 優先順位 | 施策 |
|---|---|
| 1位 | MEO対策(Googleマップ) |
| 2位 | SEO対策(ホームページ) |
| 3位 | 検索広告・SNS広告(Google / Meta) |
【1位】無料で始められる「MEO対策」
MEO対策は、Googleマップや検索結果の地図枠に表示される仕組みを最適化する方法です。
特に整骨院など地域密着型ビジネスでは、検索より先に地図で探すユーザーが多く、利用者との接点として検討できる施策の一つです。
※「月額◯万円」の代行提案はよくありますが、基本的に自分で運用できる内容です。まずは自院で設定しましょう。
【2位】競合が多い今こそ差がつく「SEO対策」
SEO対策は、Google検索で上位表示されるための施策です。
「地域名 + 症状名(例:桐生市 肩こり)」など、検索意図が明確なキーワードでの上位表示を目指します。
SEOは即効性こそありませんが、検索流入・信頼性・リピート導線の3つを同時に作れるため、中長期の基盤施策の一つです。
【3位】予算を決めて検証する「検索広告・SNS広告」
Google検索広告やMeta広告(Instagram / Facebook)は、狙ったユーザーに直接アプローチできる点が強みです。
開業時期だけで有効性は判断せず、予算と計測方法を決めて試し、来院への貢献を確認しましょう。
広告だけに依存しないよう、獲得費用と来院数を計測しながらSEO・MEO等との配分を見直しましょう。
オンラインで集客する方法
オンライン集客は大きく分けて5つあります。
MEO / SEO / 広告 / ポータルサイト / SNS
成果までの期間や費用は個別条件によって変わるため、目的に合わせて使い分けます。
【MEO対策】Googleマップから集客する
MEO対策は、Googleマップや検索画面の「地図枠」で上位表示させる集客方法です。
「整骨院 近く」「肩こり 治療 ○○市」など、来院意欲の高いユーザーに強い施策です。
Googleビジネスプロフィールは無料で登録・管理できますが、来院につながるかは自院の実測値で確認します。
| 登録できる主要サービス | |
|---|---|
| Yahoo!プレイス | https://yplace.yahoo.co.jp/ |
【SEO対策】検索結果から集客する
SEO対策は、Google検索で上位に表示させる方法です。
「地域名 × 対応内容」など、利用者の疑問に正確に答えるページを用意し、検索流入や予約への貢献を計測します。
信頼性・認知・リピート導線を同時に作れるため、MEOと並ぶ基盤施策です。
【LLMO(AIO)対策】AI検索でおすすめされる
LLMO(Large Language Model Optimization)は、AI検索で選ばれるための対策です。
ChatGPT、Geminiなどで「おすすめの整骨院」として名前が出るよう情報を整理します。
AIでの推薦や来院への影響は保証できないため、正確な情報を整え、実際の流入を確認して判断します。
【広告運用】すぐ結果が欲しい時に使う
Google検索広告やMeta広告(Instagram / Facebook)は、配信審査や設定を経て予算内で運用します。予約の発生や時期は保証されません。
短期・継続のどちらが適するかは自院の目的と採算で判断します。予算、獲得費用、実際の予約・来院数を計測して継続の可否を決めましょう。
【ポータルサイト】掲載するだけで露出を増やす
ポータルサイトは、すでに集客基盤があるサービスに掲載し、認知を増やす方法です。
費用はかかりますが、口コミ・露出・予約導線をまとめて作れるのが特徴です。
| サイト名 | 検討時の確認点 | 公式サイト |
|---|---|---|
| Health More | 掲載条件・費用・対象業種を公式で確認 | https://health-more.jp/ |
| EPARK接骨・鍼灸 | 掲載条件・費用・対象業種を公式で確認 | https://karadarefre.jp/ |
| ホットペッパービューティー | 掲載条件・費用・対象業種を公式で確認 | https://beauty.hotpepper.jp/ |
| しんきゅうコンパス | 掲載条件・費用・対象業種を公式で確認 | https://www.shinq-compass.jp/ |
| ジモティー | 掲載条件・費用・対象業種を公式で確認 | https://jmty.jp/ |
【SNS運用】相性が合う人だけやる
SNSは効果が出る方と出ない方が極端に分かれます。
投稿が苦ではない・発信が好きという人には向いています。
逆に、ストレスなら無理に取り組む必要はありません。
その場合は、MEO・SEO・広告・口コミ導線を優先しましょう。
オフラインで集客する方法
オンラインだけでなく、地域密着型の整骨院ではオフライン施策も効果があります。
特に開業直後は、「まず存在を知ってもらうこと」が大切です。
代表的な施策は次の6つです。
- 看板・外観整備
- チラシ(ポスティング)
- 新聞折込
- 地域情報誌・フリーペーパー掲載
- のぼり・外装POP
- 店頭ブラックボード・案内看板
どれかひとつではなく、周辺500m圏内に「見かける回数を増やす」仕組みをつくるのがポイントです。
【看板・外観】来院のきっかけをつくる
外観は集客の中で最も影響が大きい要素のひとつです。
垂れ幕・のぼり・ウィンドウサインなどで、何をしている場所かが一目で伝わる状態にしましょう。
通りすがりの人が「何の院か分からない」状態は大きな機会損失です。
【チラシ(ポスティング)】近隣へ情報を届ける
自宅から徒歩・自転車圏内のユーザーに届けられるため、整骨院とは相性が良い手法です。
内容は、「症状・料金・予約方法」をシンプルにまとめることが重要です。
【新聞折込】高齢層へのアプローチとして有効
新聞購読者が多い地域では、今でも有効な施策です。
特に交通事故施術・保険利用などの訴求と相性が良いです。
【地域情報誌・フリーペーパー】信頼感を得やすい
地域に根付いた媒体に掲載されることで、安心感・信頼感が生まれます。
Webと違い、手元に残るため「保存性」が高いのも特徴です。
【店頭ブラックボード】日替わり広告として活用
「今の悩みに刺さる言葉」を出すことで、立ち止まるきっかけを作れます。
例:院名・施術日・施術時間・所在地など、広告可能な事項を案内します。
更新時期は、自院の運用と広告可能な事項に合わせて決めましょう。更新頻度だけで反応が変わるとは限りません。
【のぼり・POP】認知の積み重ねに使う
のぼりはすぐに反応は出ませんが、「あ、ここに整骨院あるんだ」という認知を蓄積できます。
シンプルな言葉を大きく書くのがポイントです。
集客のロードマップ
集客施策は、必要な準備と計測方法を整理し、段階ごとに効果を確認しながら進めましょう。
ここでは、開業1ヶ月〜6ヶ月までにやるべき流れをまとめています。
【初月〜1ヶ月目】MEO対策 + 広告で土台を作る
開業直後は認知が少ないため、「まず見つけてもらうこと」が最優先です。
やることは3つだけ👇
- Googleマップ(MEO)を整える
- 口コミ導線を作る(来院 → QR → レビュー)
- 必要に応じて予算内でWeb広告を試す
Googleビジネスプロフィールは無料で登録・管理できますが、上位表示を保証するものではありません。
広告は予算と計測方法を決め、来院への貢献を確認しましょう。
成果イメージ:
「院の存在を知ってもらう」「最初の来院数が動き始める」
【2ヶ月〜6ヶ月目】SEOで継続的に集客を増やす
2ヶ月目以降は、検索から安定して来院が入る仕組みを育てていきます。
やること👇
- ホームページに症状ページを追加
- 地域 × 症状でSEO記事を作成
- アクセス分析→改善を繰り返す
SEOの反映や成果が出るまでの期間はサイトごとに異なります。一定期間の運用で予約が発生すると保証することはできません。
成果イメージ:
「検索→比較→来院→必要に応じた再来院」の流れが整っているかを、計測で確認する。
整体院・整骨院・治療院の集客で補助金を検討する
補助金は、事業者の要件と投資内容が公募要領に合う場合に検討できます。小規模事業者持続化補助金では販路開拓を支援しますが、ウェブサイト関連費には上限や単独申請の制約があります。採択や全額補填を前提に発注しないでください。
旧IT導入補助金は2026年に「デジタル化・AI導入補助金」として案内されています。登録ITツールの導入等が対象で、一般のホームページ制作、広告やMEO運用を無条件で対象にできる制度ではありません。
自治体の創業・販路開拓支援も、対象業種、地域、開業時期、契約・発注時期等を個別に確認します。「30分で申請できる」「採択されやすい」と一律に考えないことが大切です。
出典:小規模事業者持続化補助金 / デジタル化・AI導入補助金2026。詳しくは補助金・助成金の記事を確認してください。
施策を外部に任せる場合は、整骨院コンサルの選び方で比較軸を確認すると失敗しにくいです。公開事例は櫻井整骨院(富士市)、櫻井整骨院 沼津院、櫻井整骨院 清水院、かみくら整骨院(江東区)、目白燈鍼灸院(豊島区)、和み整骨院・あゆみ整骨院(益田市)、SEO・MEO・広告の各サービスも参照してください。
整体院・整骨院・治療院の集客まとめ
整体院・整骨院・治療院の集客では、MEO・SEOを含む施策ごとの予約・来院数を確認し、必要に応じて広告やオフライン施策を組み合わせます。
特に開業初期は、「まず見つけてもらうこと」が最優先です。Googleマップ・ホームページ・口コミの案内を整えたうえで、予約や来院への影響を計測しましょう。
補助金は、対象者・対象経費などの要件が合う場合に費用負担を抑える選択肢として検討できます。大切なのは、単発で終わらせず、数字を見ながら改善を続けることです。
「誰に・何を・どう届けるか」を軸に、最適な施策から順番に進めていきましょう。
現状の集客数字を見ながら優先順位を整理したい方は、無料相談へご連絡ください。
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