整骨院・接骨院の開業まとめ | 手続き・事業計画書・集客・採用の全ノウハウまとめ

整骨院・接骨院の開業まとめ | 手続き・事業計画書・集客・採用の全ノウハウまとめ

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最終更新日:

中澤 寛

執筆者

中澤 寛

大学卒業後、独立して代理店営業をしながらスポーツスクールを5団体まで立ち上げ。その後、スポーツスクール立ち上げの経験を活かしてウェブ集客支援の受託事業を開始。延べ10年で90社のホームページ制作、ランディングページ制作などのクリエイティブからリスティング・PPC広告運用、SEOの支援を行う。

整骨院・接骨院の開業までに必要な準備

整骨院・接骨院を開業するには、柔道整復師免許や施術所の開設届などの要件だけでなく、開業後に継続して経営していくための準備が欠かせません。
特に近年は競合院が増えており、「開業できるか」よりも「開業後に続けられるか」が重要視されています。

ここでは、整骨院・接骨院を開業する前に必ず押さえておくべき準備について、順を追って解説します。

受領委任を取り扱う施術管理者の実務経験・研修

施術所の開設と、療養費の受領委任を取り扱うための手続きは区別します。受領委任を新たに取り扱う施術管理者には、原則として柔道整復師としての実務経験と施術管理者研修の修了が必要です。
2024年4月以降の申出等に必要な実務経験は原則3年以上です。例外・経過措置を含む適用要件は管轄の地方厚生局等で確認してください。

受領委任の手続きとは別に、施術所を開設した場合は柔道整復師法第19条により開設後10日以内の届出が必要です。設備等の基準や事前相談の方法は所在地の保健所等へ確認します。

経営・マーケティングの基礎知識を身につける

整骨院・接骨院の経営は「技術があれば成功する」わけではありません。
開業後に安定した経営を行うためには、売上管理・集客・リピート設計といった経営視点が不可欠です。

特に都市部では競合が多く、差別化できない院は早期に経営が行き詰まるケースも少なくありません。
開業前から最低限の経営・マーケティング知識を学んでおくことが、長期的な安定経営につながります。

整骨院・接骨院を開業するまでの流れ

整骨院・接骨院の開業は、思いつきで進めると失敗しやすい分野です。
事業計画の策定から立地選定、各種申請までを段階的に進めることで、開業後のリスクを最小限に抑えることができます。

1.事業計画書・資金計画書(CF・PL)を作成する

開業前には、以下の3点を最低限作成しておくことをおすすめします。

事業計画書 売上目標・集客施策・KPIの整理
キャッシュフロー表(CF) 資金の入出金の流れを把握する
損益計算書(PL) 利益構造を把握する

事業計画書の目的

事業計画書を作成する最大の目的は、「仮説→実行→振り返り」を繰り返せる状態をつくることです。
感覚ではなく数値で判断できるようになることで、集客や広告投資の精度が大きく向上します。

資金計画書(CF・PL)の重要性

整骨院・接骨院は、保険請求による入金までに時間がかかる業態です。
そのため、開業直後に資金不足に陥らないよう、事前に資金繰りを可視化しておく必要があります。

2.開業場所(立地)の調査を行う

整骨院・接骨院の経営は、立地によって結果が大きく左右されます。
特に以下の2点は必ず確認しましょう。

  1. 生活動線上に立地しているか
  2. 近隣に強い競合が多すぎないか

地方エリアの場合は、駐車場の有無も集客に直結します。
駐車場を確保できるかどうかは、開業前に必ず確認しておきましょう。

3.コンセプトを設計する

コンセプト設計は、他院との差別化を明確にするための重要な工程です。
「誰に」「どんな悩みを」「どのように解決するのか」を具体化することで、集客の軸が定まります。

4.レイアウト設計・内装工事・備品選定

施術空間や待合室の設計は、患者満足度に直結します。
清潔感・動線・施術効率を意識したレイアウトを設計し、必要な備品や機器を選定しましょう。

5.開設届と必要な手続きを行う

施術所を開設した場合は、所在地の保健所等へ開設届を提出します。療養費の受領委任を取り扱う場合は、別途、地方厚生局等への申出・必要書類の提出を行います。

施術所の開設届 保健所へ施術所開設届を提出
受領委任を取り扱う場合 地方厚生局等への申出・必要書類の提出

6.広告宣伝・人材採用を行う

開業前から最低限の集客導線を整えておくことで、開業直後の集客をスムーズに進めることができます。

開業前に取り組むべき広告施策

  1. Googleビジネスプロフィールの登録
  2. LINE公式アカウントの開設
  3. ホームページの制作

人材採用の準備

将来的にスタッフ採用を予定している場合は、indeedやハローワークなどに早めに登録しておくことで、採用時の負担を軽減できます。

【まとめ】整骨院・接骨院の開業は「準備」で9割決まる

整骨院・接骨院の開業は、技術力だけでなく、事前準備と戦略設計が成功の鍵を握ります。
開業前に「計画・立地・集客・資金」の4点をしっかり整えることで、開業後の失敗リスクを大きく下げることができます。

すべてを一人で抱え込まず、自分の得意分野と外部に任せる部分を切り分けながら、無理のない開業計画を立てていきましょう。

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開業後の集客設計は整骨院の集客方法、コンサルの選び方、MEO対策もあわせて確認するとスムーズです。

出典:近畿厚生局:受領委任を取り扱う施術管理者の要件 / 柔道整復師法(第19条等)